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アメリカ合衆国の実質金利ってなに?

アメリカ合衆国の実質金利を グラフや比較表を用いて 分かりやすく説明していきます。 実質金利とは? 実質金利とは、GDPデフレーターで測定したインフレ率を調整した貸出金利のことです。 ただし、国によって貸出金利の条件が異なるため、比較可能性は限られています。

実質金利とは何ですか?

実質金利は、物価上昇率を加味した金利です。 物価上昇で貨幣価値が低下するので、それを加味した金利が実質金利です。 ゆえに、米ドルの強弱を測る指標として米国の実質金利は見られています。 実質金利が上昇すればドルへの投資で金利がより得られるためドルの魅力が高まり、実質金利が低下すればドルの魅力が低下するというのが基本形です。 ただ、もちろん実質金利だけでドルの強弱を説明するのは不十分。 その場合は資金がどこに向かっているのかを探りましょう。 実質金利は潜在成長率を反映すると言われていますので、景気拡大局面では上昇しやすく、景気後退局面では低下しやすいです。

予想実質金利とは何ですか?

実質金利は、インフレ率がマイナスになる(貨幣価値が上がる)と高くなります。 インフレ率がマイナスということは物価の下落を示しますので、実質金利が高くなっていれば、先行き デフレ が懸念されていると判断できます。 予想実質金利とは? 予想実質金利(読み方:よそうじっしつきんり)とは、 名目金利 ( 長期金利 ・ 10年国債利回り )から 期待インフレ率 を差し引いた金利です(期待インフレ率については、以下の 「米国の期待インフレ率」の欄 を参照してください)。 当ページでは、市場で最も注目される米国(アメリカ)の実質金利(予想実質金利・10年)の推移を掲載しています。 予想実質金利の計算式は以下の通りです。 名目金利は10年国債利回りで見ますので、以下の計算式でも表されます。 でも表されます。

利下げで実質金利が下がらないのはなぜですか?

ただ、利下げで実質金利が下がらない場合は名目金利が低水準の状況であると考えられるので、通常のQEでは実質金利を押し下げる効果は限定的だと考えられ、その際のQEは緩和効果としては乏しい可能性があります。 過去にボストン連銀のローゼングレン総裁は、利下げとQEで緩和効果が十分でなければ国債や政府系機関の債券だけでなく、さまざまな資産を購入対象にすべきとの認識を示しました。 ただし、その場合は法改正が必要となりますので、それが難しいと市場が見透かした場合は実質金利の低下要因とはならないと見ることができます。 上記「実質金利マイナスの影響(ドルへの影響)」の欄の例のように、名目金利(長期金利・10年国債利回り)と期待インフレ率の差が拡大し、実質金利が低下していれば株価にとってプラス要因となります。

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